毎日暑い日が続き、熱中症になってしまう人が増加しています。
コロナもまだ落ち着いていませんし、肉体的にも精神的にも参ってしまいますね。
こんなご時世だからこそ、前向きに元気に生活していきたいですよね!
今回は、片脚立ちによる股関節への負担についてお話していきます!!
まず、人の体で一番重いのは体幹と呼ばれる胴体部分で、全体重の約48%を占めています。
二番目に重いのが脚で、両脚を足すと体重の約35%になります。
単純に考えると股関節には、股関節より上部にある頭頚部・体幹・両上肢の重みがかかってきます。
そうすると立位では、全体重の100%から両脚の35%を引いた65%の半分が、片方の股関節にかかる計算になります。
では、片脚立ちになると股関節への負担はいったいどれくらいになるのでしょうか??
答えはなんと、体重の3倍となります!
ここで、体重以上に負担がかかるのは変だなと思う方もいるかもしれません。
まず、左脚を挙げると挙げた左脚の重みが右股関節に加わります。
そして、骨盤の左側は脚の支えが無くなりますので、骨盤は左側が下制(左に傾こうと)します。
これを止めるために右側の股関節周囲の筋肉は、骨盤の左側を引っ張り上げようとします。
この時、引っ張り上げようとする力は右股関節を押し付けるように働いてしまい、左骨盤が下制する力と引っ張りあげる力、その両方が右股関節の負担になってしまうのです。
体重60キロの方なら200キロ近い負担が片方の股関節にかかってしまいます!!
ゾッとするような話ですよね。。
日常生活では片脚立ちになる場面が意外と多くあります。
また、骨盤の歪みによって左右の脚長差が違う人も股関節に負担がかかってしまいます。
なぜかというと、脚長差が違うと重心が上手くとれず、左右どちらかに傾いてしまいます。
股関節にも負担がかかるのはもちろんなのですが、腰やお尻、膝や足首といったところまで影響を及ぼし、痛みとして現れてしまいます。
普段の日常生活の中で、骨盤がズレやすい姿勢や動作をしている可能性は非常に高いです。
例えば、足を組んだり、座ったり立っている時間が長かったりしてもズレに繋がってしまいます。
ちょっとでも同じ姿勢が長いなと感じたら、その場で屈伸運動してみたり、座りっぱなしだったら少し立ってみたり、などちょっと動作を加えてみると、体への負担が減るので試してみて下さい!
脚を組んでいる方は、まずその癖を直すところからはじめましょう!
当院でも保険治療で骨盤矯正をやっておりますので、「片脚だけ疲れる」、「体のバランスが気になる」、「最近姿勢が悪くなっている」など体の不具合を感じてお困りの方は、気構えせず気軽に骨盤の調整にいらしてくださいね!
コロナの影響で身体の調子が優れない方は増えてきています。
まだまだ大丈夫と思わず、予防とメンテナンスを兼ねて健康な体を作っていきましょう!!