こんにちは。
本日からお仕事初めの方も多いのではないでしょうか?
正月休みはどう過ごされましたか??
ゆっくり自宅で?それとも旅行でゆっくりと?
いやいや、旅行先でアクティビティなどでアクティブに?
皆さん、それぞれの過ごされ方があったと思います。
お酒をたらふく呑んだ。そしてお酒に呑まれた。
なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?笑
さて、本日はそのお酒に含まれるアルコールも関与するお話です!
デュプイトラン拘縮。。。
皆さんはもしかしたらお聞きした事がないかもしれないですね。
私は正直患者様としてお会いしたのはたった二人程ですね。
統計上、疫学的には中年以降の男性に多く
そして、、、、非常に
アルコール!!との関与が深く、長期的なアルコール摂取が、危険因子の一つです。
その症状とは、、
手の平、その深くにある指の腱が肥厚、ギューと収縮し、硬いコリのような硬結、手指の屈曲拘縮、伸展障害が出現する。。。
実際伸ばそうと試みても全く伸びません。
初めはは薬指・小指の手のひらの病変として現れることが多く、
小指側の指に近い部分の手のひらに結節・硬結として出現します。
そこから段々と全部の指に症状が進行していきます。
進行が一定ではなく、経過の予測は難しく、
時として突然症状が悪化する可能性もあるので甘くみてはいけません。
皆さん仰るのは、
最初は小さなこぶ、しこりがあるだけだった。
という方が多い様です。
それが、半年から1年ほどかけて指が伸ばせなくなった。曲がった状態から動かない。といった状態になってしまいます。
基本的には治療は手術となります。
そして手術後に結節や硬結の構成する組織を分解させる為の注射を行う方法が主流です。
もちろん、手術後のリハビリも大事になってきます。
手指の曲げ伸ばし等の運動で可動域を調整することが大切です。
あまり日常生活に支障を来さない程度のものでしたら、
手術一択ではなく、これ以上悪くならないよう予防として
マッサージやストレッチ等の保存療法で様子を見ても良いと思います。
超音波治療器を使いながら、軟部組織の進展を図り、物理療法と運動療法を併用して行っていくのも良いですね!
最近では、しこりやこぶを溶かす成分が入った薬を患部に注射するだけの方法もあります。
従来では、患部の皮膚を切開して直接、しこり・こぶを取り除く様な手術しか治療法がなかったようですが、医学は進化し続けていくものです。
注射の方が傷跡も残らなく、手術より、ほかの組織、神経や軟部組織を傷つけてしまうリスクも大幅に少なくなるので、良いですよね。
これからも様々な疾患に対して、新しい治療法が研究されていくと思うと、本当に医学の発展に感謝ですね。
さて、私も微力ながら負けないように生産性のある毎日を過ごそうと誓います!!