コロナの影響で自宅にいる機会が増えていて、筋トレやストレッチなど体のケアに取り組む人が増えてきています。
しかし、ただ運動をしただけでは良い筋肉をつけることはできません。運動後に摂る蛋白質が非常に大切な働きをしてくれるのです!
そもそも、プロテインとは日本語で蛋白質のことを指し、ギリシャ語のプロテオス(一番大切なもの)が語源で、炭水化物、脂質とともに三大栄養素の一つでもあります。
その名の通り人間の体を構成するのに必要な栄養素なので、しっかり意識して補給しましょう!
そして、プロテインは大きく分けて、動物性プロテイン(ホエイプロテイン・カゼインプロテイン)と植物性プロテインに分類されます。
ホエイプロテインとカゼインプロテインは牛乳から生成されるプロテインです。ヨーグルトを例にすると、蓋を開けた時の上澄みの液体の成分から生成されるのがホエイプロテイン、個体の成分から生成されるのがカゼインプロテインなのです。
いつも何気なく食べているヨーグルトも、細かく見ていくとこんな意味合いがあったのかと驚いてしまいますよね!
では次に、ホエイプロテインとカゼインプロテイン、植物性プロテインの違いについて説明していきます。
ホエイプロテイン(WPC)・・・現在最もポピュラーで、多く購入・消費されているのがこのプロテイン。牛乳から生成されるプロテインですが、乳糖と乳脂を含んでいる為も飲むとお腹が緩くなるかたもいらっしゃいます。蛋白質含有量は100gに対して70~80gです。消化・吸収が良いのが特徴です!
ちなみにWPCは濃縮乳清蛋白質の略称です。
ホエイプロテイン(WPI)・・・WPCから乳糖・乳脂を取り除き、蛋白質含有量を高め精製度を高めたものがWPIです。お腹に優しく、WPCより消化・吸収に優れています。蛋白質含有量は100gに対して90g前後です。
WPIは分離乳清蛋白質の略称です。
カゼインプロテイン・・・WPC・WPIに比べると消化吸収スピードがゆっくりで、腹持ちが良いのが特徴です。
ソイプロテイン・・・大豆から生成されるプロテインで、カゼインプロテインと同様に腹持ちがいいのが特徴です。
これらのことを頭に入れて、トレーニングに励み、自分に合ったプロテインを摂取することで、より高い効果が得られます。
最後に、プロテインの過剰摂取は
エネルギー量がオーバーし、肥満の原因になる。
腸の中の悪玉菌が増え、下痢や便秘の原因になる。
分解されなかったアンモニアが体臭の原因になる。
肝臓や腎臓への負担が大きくなる。
等のリスクを伴います。
適切な量と適切な飲みかたで、健康な体を作っていきましょうね!