梅雨も明けて、じめじめした時期がようやく終わりましたね!
ですが、気温が上昇し、暑さによって熱中症になる方が増え始めました。
ただでさえ暑くて体調不良に陥る方が多いなか、ストレートネックで悩む方も非常に
多くなってきています。
では、ストレートネックとはどんな状態を表しているのでしょうか??
頚椎とは本来S字にカーブしており、重い頭を支えています。
このS字カーブが無くなり、顔だけが前に突き出した姿勢になります。
背筋を伸ばし、壁に背中をピッタリくっつけた際、後頭部だけが壁に着かない状態だ
と、ストレートネックと言えるでしょう!
もし最近、肩凝りや頭痛などで悩んでいるかたは、一つの判断材料としてお家で気軽
にチェックできるので、是非やってみてください!
簡単に説明してきましたが、なんでストレートネックになってしまうのでしょうか?
いくつか原因がありますが、日本人の8割がストレートネックの兆候がみられるといわ
れていて、肩凝りや頭痛で悩む人が年々増えています。
その理由としましては、
①日本人は農耕民族であり、おじぎの文化も深く根づいているため、前傾姿勢になり
がちになる。
②現代社会では、パソコンやスマートフォン、携帯電話をよく使うことで、どうして
も首を前に出す前傾姿勢を取るようになり、ストレートネックの増加が助長された。
この二つは必ずと言っていいほど、毎日やっている行為と言えるでしょう。
特に二番目のパソコンやスマホをいじるのは、今の現代人では当たり前の行動になっ
ています。
仕事でもプライベートでも双方で操作する機会が多いのが現状です。
中々その習慣を変えたりするのはかなり難しく、非現実的と言えます。
なので、ご自身でセルフケアをするのが大切になってきます!
ストレートネックには顎押し体操が効果的と言われているので、やり方を覚えてすき
ま時間にやってみましょう!
まず、
①頭と背すじを真っすぐにします
体の位置は動かさずに、頭をできるだけ前方向に出す。
※頭を前に出すのは、ストレートネックの悪い姿勢を確認するためです。
②あごに手を当てて、水平にスライドさせるように後ろへ押す。
押すときは、強めにぐっと押す。
あご押し体操をくり返し行うことで、固まった頸椎関節がゆるみ、動きがよくなりま
す。正しい動かし方をしていれば、頸椎は、本来のカーブを取り戻してきます。習慣
づければ、およそ2〜3週間でストレートネックがよくなり、いつのまにか首・肩の
痛みやコリが解消されていきます!
とは言っても、それ以上に首に負担がかかる姿勢を長い時間とっていたら、あまり効
果が感じずらくなってしまうので、普段の姿勢を気をつけつつ、体操も行うのが良さ
そうですね!
ストレートネックになると、体の約10%もある頭の重みが頸椎にまともにかかり、首
周りにある筋肉や神経にも大きな負担を与えます。
首周りへの負担は、筋肉の疲労となり、首や肩の凝りとして感じられます。
たかが首凝りや肩凝り、と思うかもしれません。
しかし、放っておけば、咳をしただけでも首に痛みが走るような状態になることも
あるので、注意が必要です!
また、頭の重みで頸椎の関節と関節のすき間が縮まってしまうと、そこに存在する多
くの神経が圧迫され、不快な症状が出てきます。
例えば、頸椎の上のほうが圧迫されると、耳鳴りやめまい、頭痛(緊張性頭痛)、自
律神経失調症などにつながります。また、頭の重みで頸椎の関節と関節のすき間が縮
まってしまうと、そこに存在する多くの神経が圧迫され、不快な症状が出てきます。
また、頸椎の下のほうが圧迫されると、首や肩のこり、手・腕のしびれが現れやすく
なります。
さらに、頸椎と頸椎の間にある椎間板が圧迫されて突き出し、いわゆる「首のヘルニ
ア(頸椎椎間板ヘルニア)」になるケースもよく見られます。
日常生活の過ごし方によって、ストレートネックになる人はとても多いのが現状で
す。
しかし、症状をみてみると怖い疾患とも言えます!
今からでも遅くないので、しっかり予防して健康な体を目指して頑張っていきましょう!!