キーンベック病

皆さんこんにちは!

台風14号の被害が東京は少なくて良かったですね!

この時期になると台風の発生率が上がり、気分的にも憂鬱になってしまいますね。

沖縄など西にお住いの方なんかは通り道になるので、日常生活の一部として捉えて生活していると聞きます。

本土の生活とは全く違ったスタイルなので、本当に驚きですね!

 

話が脱線しましたが、今回は、キーンベック病という病気についてお話していきます!

あまり聞きなれない言葉ですが、約100年前にキーンベックさんという方が初めて発見して、この名前がつけられたそうです!

 

 

 

物凄く多い症例というわけではないですが、覚えておいて損はないと思うので、これを機に是非覚えておきましょう!

 

まず、どのような状態になってしまうのかというと、手にある細かい骨(手根骨)の一つである、月状骨が潰れて扁平化してしまいます。

月状骨は手関節に8個ある手根骨のうちの1個で、ほぼ中央に位置しています。

更には、月状骨の周囲は軟骨に囲まれており血行が乏しくなってしまう傾向があるので、血流障害になり壊死しやすい骨の1つなのです!

骨の構成上仕方がないとしても、骨壊死なんて言葉を聞くと怖くなってしまいますね。

元々、月状骨に負荷のかかりやすい関節の形をしていたり、テニス・ゴルフ・バレーボールなど手関節に衝撃がかかるようなスポーツをしている人にも発症すると言われています。

症状が進行すると、手を使った後に手首の痛みと腫脹がみられます。

並行して握力も低下して手関節の動作が悪くなってしまうのが特徴です!

そして、そのまま放置しておくと少しずつ症状は進行していき、月状骨が割れて潰れてしまう可能性も高くなってきます。

このような状態までいってしまうと、手関節の動作はかなり制限されてしまうので注意が必要です!

 

治療法としましては、

初期などに痛みが強い時は、安静にしてギプスや装具による固定を施します。

 

それでも治らない時は、月状骨にかかる力を減らすために橈骨短縮骨切り術が行われたり、骨移植(遊離・血管柄付など)等も行われます。

 

末期では壊死した月状骨を摘出したり、そこに腱球挿入(腱を丸めてスペーサーとして利用)する方法などが行われます。

 

もし、症状が当てはまるようでしたら、最寄りの整骨院整形外科に訪ねてみるのがいいでしょう!

 

長々と説明してきましたが、どの部位のケガや病気でも適切な判断と適切な治療をすれば悪化せず、快方へと向かっていきます。

 

どんなに小さな違和感や痛みでも軽視せず、できるだけ早い段階での受診をオススメします!

 

10月に入り、寒さも厳しくなってきたので、皆さん病気や怪我には十分注意しましょう!!

 

 

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