手根管症候群とは?

本日は・・・手根管症候群についてのお話です。

手を酷使する職業や趣味をお持ちの方に手根管症候群は非常によくみられます。
30~50歳の女性に最も多く起こる事も特徴の一つです。

もちろん、男性にも起こります。

先日こんなことがありました。

○○さん、勝手にすみません。抜粋させて頂きます。

「整形でね、説明されて後で自分で調べてみたんです。

そうしたらでてきました!‘もうこんかんしょうこうぐん‘!」

。。。

んっ?

毛根?頭の髪の根っこの管?

いや、これは漢字の読み間違いだ!

「毛根管」と「手根管」と!

 

危険因子(特定の疾患にかかりやすい生体の形態的・機能的要素のこと)には,

RA(関節リウマチ)またはその他の手関節の関節炎,糖尿病,甲状腺機能低下症,先端巨大症,原発性アミロイドーシスもしくは透析アミロイドーシス,および手根管の妊娠浮腫などがあります。
繰り返し手関節を屈曲および伸展する必要がある活動または仕事が一因となることももちろんあります。大半の症例は特発性(特別な原因が見当たらないのに発病すること)なのです。

六本木では、鬼畜な労働形態でのデスクワーク、PCワークの方に多く感じます。

その方々はこう言います。

「会社がブラックですか?違いますよ!

もうブラックではなく、漆黒です」

 

手根管症候群はどうなっている?

手根管症候群とは簡潔にいうと手の指の特に母指(親指)、示指(人差し指)、中指(なかゆび)に痺れが痛みが出る病気です。

手首には『手根管』というトンネルがあり、骨と靭帯で囲まれています。

そのトンネルには手や指を動かすための腱と正中神経という神経が通っています。

腱を覆っている腱膜や腱同士を連結している滑膜が日々の使い方次第で炎症を起こしてしまうと炎症症状として、腫れ上がってきます。

この腫れて分厚くなったものが正中神経を圧迫して神経症状が指に出てくる、、、

それが手根管症候群のメカニズムです。

 

症状と徴候
症状にはチクチク感およびしびれを伴う手および手関節の疼痛があります。
典型的に母指(親指),示指(人差し指)および中指(中指),ならびに環指(薬指)橈側半(手掌面)に感じることが多く,手全体に感じることもあります。
また,よくある症状として夜間に灼熱痛(焼けるように痛い)またはうずくような痛み,しびれおよびチクチク感で目覚めてしまうことがあります。
その他にも握力低下を起こしてしまうこともあります。

診断
診断は、主に侵された手と手首を診察することで判断します。問題が手根管症候群であることを確認するために、手根部分に刺激を加え痺れの増強などを確かめます。

治療
手首の関節をまっすぐ保つ事が何よりも大切です。
ニャンニャンみたいな猫の手ポーズ(手関節屈曲時)の肢位を長時間しないことも重要です。
手首を反らせた状態で長時間パソコンを打つとかはやめた方が良いでしょう。
コンピュータのキーボードの角度を調節すると、ときに症状をいくらか緩和できることがあります。
手首用の副子で手を中間位に固定する(特に夜間)こともしばしば役に立ちます。
痛みがひどい場合や、筋萎縮や筋力低下が認められるような重度の方の場合は、病院で手術という事もあります。

六本木交差点にある ゆるり整体整骨院 六本木 では
肩関節から手関節全般をマッサージして、筋肉の血行を促進して関節の可動域の改善や理学療法や運動療法などを施術します。
正中神経部(手根管部)に超音波機器を施行したり低周波物理療法や温熱療法を施行したりします。
場合によってはテーピングなども行います。

やはり、なるべくなら手術は避けたいものです。痛め止めなどの薬も長期間服用すると依存性の高いものもあります。かえって筋力や骨が弱っては本末転倒です。
自然治癒力を最大限に活かした施術で対応させていただくので
まずはご相談ください。

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