肘部管症候群について

寒さも段々と厳しくなってきて、肌寒い季節になってきましたね。

コロナにかかる人も増え、第三波がきてるなんて世間では言われていますが、皆さんはどうお過ごしでしょうか??

しっかりとウイルス対策をして手洗いうがいや手指のアルコール消毒を徹底している人が多いとは思いますが、この長期間でのコロナ疲れでしっかりと予防できない人たちも増え始めています。

ただでさえ日々の疲れで参っているのに、コロナ疲れも加わってしまうと気が滅入ってきちゃいますよね。。

でも、そんな時こそ明るく前向きに物事を考えることが大切になってきます!

私も普段あまり運動をしないのですが、コロナが蔓延してから近所をジョギングするようになりました!

メンタルや体をケアするのは大変ですが、これを機に皆さんも新しい趣味を見つけてみてはいかがでしょうか?

 

さて、余談が長くなりましたが、前回のブログの手根管症候群に引き続き、手の痺れに着目してお話していきたいと思います!

今回はその名も・・・肘部管症候群!!

 

なんだよ!手の痺れって言ってたのに肘じゃねーかよ!と突っ込みをいれたくなる人もいるかと思うので、簡単ではありますが説明していきたいと思います!

 

この肘部管症候群、実は原因は肘にあるのですが、症状が手に出てしまう疾患なのです。

 

肘の内側には尺骨神経という手の小指のほうまで伸びている神経があるのですが、この尺骨神経が肘のところで慢性的に圧迫を受けたり、牽引されることによって発症します。

 

なんで圧迫や牽引が起きてしまうのかというと

 

①神経を固定している靭帯ガングリオン(難しい名前ですが腫瘤の一つです)による圧迫

 

加齢に伴う肘の変形

 

供の時の肘の骨折による肘の変形

 

野球柔道などのスポーツ

 

などが大きな要因となっているようです。

 

もちろん肘に負担がかかってしまえば、上記以外の理由でも発症するリスクが大きくなるので、日頃から肘に負担がかからないような日常生活を送ることが大切になってきます!

 

では、どんな症状が出てしまうのでしょうか??

圧迫や牽引という言葉を使っているのでなんとなく想像はつくとは思いますが、そうなんです!

手が痺れてしまうのです!!

 

それも手の全体とかではなく、小指環指に痺れが発生します。

 

しかし、麻痺が進行すると手の筋肉がやせてきたり小指と環指の変形がおきてきます。

症状が進行する前に整形外科などの医療機関への受診をお薦めします!

 

 

肘の内側を軽く叩くと小指と環指の一部に痺れ感が走ります。
肘の変形がある場合には、X線(レントゲン)検査で肘の外反変形関節の隙間が狭いことがわかります。

この疾患だけに関わらず、いろんなパターンや状態を見極めながら診療を進めていっているのです。

プロのお医者さんはこういうことを頭に入れて診断しているわけなので、柔道整復師の私ももっともっと精進していかなければならないなと、常々思います。

 

 

色々と説明してきましたが、どのような予防と治療をしていけばいいのでしょうか。

 

それは、薬物の投与・肘の安静などの保存療法をまずは行います。
これらの治療が無効の場合や麻痺が進行しているときには、尺骨神経を圧迫している靱帯の切離ガングリオンの切除を行います。

神経の緊張が強い場合には、骨をけずったり神経を前方に移動する手術を行います。
肘の変形がある場合には(外反変形など)、変形を手術することもあります。

 

話が長くなりましたが、神経症状といっても個人の感じ方は様々です。

決して独断などで判断せず、しっかりとお体の事を考えてあげて下さいね♪

 

 

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