気象病

皆さんこんにちは!

こうも暑いと体がだるくて、何をするにも気が滅入っちゃいますよね。

年々暑くなってきていますので、こまめな水分補給をして熱中症にならないよう注意しましょう!

さて今回は気候の変化による頭痛についてお話していきたいと思います。

 

まず、気候による体調不良のことを気象病といい、その原因は“自律神経の失調”と言われています。

自律神経は、体調を正常に保つために呼吸血液循環消化体温調整をはじめ、さまざまな機能をコントロールしている神経です。

気温や気圧など気象全般の変化に、自律神経が敏感に反応して、鋭敏に働いてしまうことで起こります。

例えば、私たち人間は暑いと感じたときには汗をかき、冷えたときには、顔などがカーっと熱くなることがあります。

それは、体温を調整しようとする自律神経の働いている証拠といえます!

暑さや寒さに身体を順応させるために、体温をコントロールしているのです!

そのように、本来は身体を正常に保つために働くものなのですが、働きが過剰になってしまうことで気象病が起こります。

 

年齢や性別に関係なく気象病は起こりますが、特に月経のある女性に頻発します。

それは、ホルモンバランスの変化に対応するためにも自律神経が働いているからです。

月経周期はさまざまなホルモンで調整され、約1か月の間にそのバランスが変化しています。

そのホルモンバランスの変化に、気象の変化が加わることで、自律神経の働きが過剰になってしまうのです。

更年期の女性も、ホルモンバランスが乱れやすくなるため、気象病が起こりやすくなります。

また、その人の気質にも関係があると考えられます。

小さなことが気になる人や、精神的なストレスを受けている人、湿疹など身体に変化が現れる人も気象病になりやすいと言えます。

 

漢方医学では、気象病の多くは【水毒(すいどく)】だと考えられています。

水毒とは、汗やリンパ液など、体液の循環が悪くなった状態のこと。

頭痛は、血液に水分が溜まって血管が拡張し、神経を圧迫することで起こります。

湿度が高く汗をかきにくくなる梅雨は、特に頭痛が起こりやすくなります。

気象の影響で起こる頭痛としては、まず片頭痛が挙げられます。

ズキズキと脈打つように痛むのが特徴で、“片”頭痛という名前の通り、多くの場合が頭の片側だけに起こります(両側に起こることもあります)。

中には、緊張型頭痛が現れる人もいます。頭がぎゅーっと締めつけられるような痛みが特徴です。

ただ、この頭痛は血管が拡張して起こるものではなく、後頭部や首の後ろ側の筋肉が収縮することが原因です。

同じ頭痛でも、気圧の変化によって血管に影響を受ける人、筋肉に影響を受ける人がいるということになります。

それぞれの自律神経の“バランスの乱れ方”が違うので、人って不思議な生き物だなーとしみじみ思いながらブログをここまで書きました。笑

 

ご愛読ありがとうございました!

 

ゆるり整体整骨院六本木

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