皆さんいかがお過ごしでしょうか?
いつのまにかオリンピックも終わり、少し寂しい気持ちになってしまいますね。
次はパラリンピックがありますが、このコロナ渦の中で開催できることを祈ります。
こんな状況じゃなければもっと盛り上がっていたのでしょうけど、仕方ありませんよね。
でも、選手達はメダルに向かって頑張っていたので、熱い気持ちは視聴者の心に響いたと思います!
さてさて今回は、オリンピックに出場している選手たちも、もしかしたらなったことがあるかもしれない「外側上顆炎」について説明していきたいと思います!
症状
物をつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出現します。
多くの場合、安静時の痛みはありません。
原因と病態
中年以降のテニスプレイヤーに発生することが多いので別名「テニス肘」とも呼ばれています。
一般的には、年齢とともに肘の腱が傷んで発症します。
病態や原因については十分にはわかっていませんが、主に短橈側手根伸筋の起始部が肘外側で障害されて生じると考えられています。
この短橈側手根伸筋は手首(手関節)を上に持ち上げる働きをしています。
診断
外来で簡単に行える疼痛を誘発する試験で診断します。
以下の3つの検査が一般に用いられています。
いずれの検査でも肘外側から前腕にかけての痛みが誘発されたら、テニス肘と診断します。
1. Thomsen(トムソン)テスト
検者は手首(手関節)を曲げるようにして、患者さんには肘を伸ばしたまま検者の力に抵抗して手首(手関節)を伸ばしてもらう。
2. Chair(チェアー)テスト
患者さんに肘を伸ばしたまま手で椅子を持ち上げてもらう。
3. 中指伸展テスト
検者が中指を上から押さえるのに抵抗して、患者さんに肘を伸ばしたまま中指を伸ばしてもらう。
予防と治療
まずは保存療法を行います。
保存療法とは、手術以外の治療法を指します。
保存療法
1. 手首や指のストレッチをこまめに行います。
2. スポーツや手をよく使う作業をひかえて、湿布や外用薬を使用します。
3. 肘の外側に局所麻酔薬とステロイドの注射をします。
4. テニス肘用のバンドを装着します。
手術療法
筋膜切開術、切除術、前進術、肘関節鏡視下手術などがあります。
簡単に説明してきましたが、外側上顆炎はテニスをしている人にだけ起こるわけではありません!
手をよく使うスポーツでも起こりますし、料理をする方もフライパンを使われるので発症することがあります。
要は肘の外側にストレスがかかりすぎると、誰でも発症する可能性があるわけです!
更に加齢に伴って腱や筋肉も硬く弱くなるので、中高年に起こりやすいというわけなんです!
私も接骨院業界に入りたての頃は、よく親指の関節が腫れて痛みが出たものです!
テニス肘ではないですが、マッサージのしすぎで腱鞘炎になってしまったのです!!
でも、それを乗り越えて今の自分がいると思うと、なんだか太くなった指にも愛着が湧いてくるものです。笑
なんてくだらない事は置いといて、もし肘に少しでも違和感を感じましたら、すぐ医療機関の受診をして下さいね!
早期発見早期治療を心掛けて健康な体を維持していきましょう!!
ゆるり整体整骨院六本木 東京都港区六本木5-1-1 マイアミビル2F
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