皆さんこんにちは。
つい先日まで暖かい日が続いていたのに急に寒くなって体がついていきませんよね。
外出する際は温かい格好をして、カイロなどを身につけましょう!
体が冷えると筋肉が硬くなり、血行が悪くなるのでいいことがありません!
自宅にいる時も意外と冷えやすいので暖房やこたつ、電気ブランケットなどを活用し、身体が冷えるのを防ぎましょう!
さて、今回は腰方形筋という筋肉についてお話していきます。
簡単に説明しますと、腰方形筋は脊柱を安定させる重要な役割があり、姿勢保持に大きく影響する筋肉の1つです。
腰方形筋は左右の対象に付着する筋肉のため、どちらかの筋肉が硬くなったり(筋硬結)筋肉の弱くなる(弱化)と、骨盤の左右の高さの差が生じてしまい、骨盤の傾きを引き起こし、腰痛などの原因になることがあります。
また、腰方形筋の筋力低下や萎縮が起こると、骨・関節・椎間板への影響をきたします。
腰方形筋の働きは、主に体幹の側屈です。
体幹の側屈は、脊椎の伸展と回旋を含みます。従って、両方の腰方形筋が作用した場合は腰椎を伸展方向に働きます。
さらに腰方形筋は下部肋骨を下制させるなど、呼吸補助筋としても働いています。
日常生活では、床に置いてある荷物を持ち上げたり、スポーツにおいては、ゴルフや野球でのスイングなどの身体を回旋する際に活躍します。
【腰方形筋の主な作用】
・呼吸補助筋
・日常生活:床に置いてある荷物を持ち上げる
・スポーツ:ゴルフや野球のスイング動作など
腰方形筋は機能・解剖学上、下部肋骨と骨盤を繋ぐ筋肉のため、腰部へのストレスが高くなりやすい部位です。
腰方形筋の痛みは、日頃から同じ方向に脚を組む癖がある方やゴルフ・野球などの同一方向へのスイングをされている方に起こりやすくなります。
日常的に同じ方向へ脚を組んでしまうと、腰方形筋の筋肉が短縮を起こしてしまい、筋緊張を引き起こす可能性があります。
また、腰方形筋の柔軟性が保てないままゴルフなどのスイングを行うことで、筋繊維が損傷して痛みを発生させる原因になります。
さらに、これらの疾患の方は腰方形筋に問題が発生する可能性が高くなります。
例)股関節術後
全人工股関節置換術(THA)や人工骨頭置換術(BHA)、骨切り手術 (RAO、CPO、AAO)によって臀筋の筋肉が一時的に弱化したり、脚長差が起こります。
その影響により骨盤の挙上などの代償が出現し、腰方形筋の過緊張によるスパズムが起こる場合があります。
例)呼吸不全
腰方形筋を含め、腹直筋・腹斜筋・下後鋸筋・腹横筋などは呼気の呼吸補助筋です。
その中でも腰方形筋と腹直筋・外腹斜筋が過剰に働いたり、過緊張の状態が続くと、痛みが生じたり、下部肋骨が開き難いため、呼吸をしにくくなる場合があります。
このような方々の痛みを予防していくためにも腰方形筋のストレッチは重要となります!
歩行時の腰方形筋の働きを解説します。
歩行時に「中臀筋」は骨盤の左右への傾きを調節し、「腰方形筋」は体幹の前屈を制御して、前後左右への重心移動のコントロールを行っています。
腰方形筋と中臀筋は密接な関係があるため、中臀筋の機能不全があれば反対側の腰方形筋に過剰な負担がかかる可能性があります。
このようなことから腰方形筋を鍛える場合は、中臀筋との協調性やバランスをチェックして行うことが良いでしょう。
ざっくりと説明してきましたが、腰方形筋はとても大切な筋肉です。
イメージしづらいかもしれませんが、どんなシーンでも必ず活躍する筋肉です。
もし腰の痛みや、歩きづらさがある場合は、腰方形筋が原因となっている可能性が高いです。
まだ大丈夫はかなり危険です!少しでも違和感を感じたら医療機関への受診をオススメします!
ではでは、今日はこの辺で失礼いたします!!
ご愛読ありがとうございました!
ゆるり整体整骨院 六本木
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