カフェイン中毒

皆さんこんにちは!!

蔓延防止対策が講じられ、六本木も人通りが少なくなってきている印象があります。

クリスマスやお正月で外出する人が一気に増えたことが原因かもしれませんね。

世間では摂取券が届いて、3回目の注射をする人も増えてきています。

また副反応が出たらどうしようと不安になっている人も沢山います。

全く症状が出ないなら安心して打てるのですが、やはり皆さん躊躇してしまうようですね。

私も2回目の注射では高熱が出て、悩まされましたからね。笑

 

早く安心して生活できるようになってほしいものですね!

 

さて、今回は「カフェイン中毒」についてお話していきたいと思います!

皆さんもご存知のカフェインですが、少量だと体に良い成分です。

ですが、過剰に摂取してしまうと悪影響を及ぼしますので、これを機にしっかりとカフェインと向き合いましょう!笑

 

まず、カフェインとは天然物としてコーヒーやお茶に含まれていますが、抽出・精製して医薬品としても使用されています。

その効能として
・覚醒作用
・鎮痛作用
・疲労回復

などがもたらされます。

人は脳内のアデノシン受容体という箇所にアデノシンという物質が結合することで疲労を感じるのですが、カフェインはこの受容体に結合してアデノシンが結合するのを邪魔します。

これにより人は疲労を感じにくくなります!

 

とても素晴らしい効果ですよね!

だから、皆さん出勤前にコーヒーを飲むわけです!

頭がシャキッとしますからね!

 

食品でカフェインというとコーヒーとお茶が主になってきます。

カフェイン含有量としてはこの二つが突出して多いので、他の食品は気にしなくても大丈夫でしょう。

コーヒー・・・・・・・・・60mg/100mL(コーヒー豆10g、熱湯150mLで抽出)
インスタントコーヒー・・・57mg/100mL (インスタントコーヒー2g、熱湯140mL)
紅茶・・・・・・・・・・・30mg/100mL(茶5g、熱湯360mL、1.5~4分)
せん茶・・・・・・・・・・20mg/100mL (茶10g、90℃430mL、1分)

この淹れ方だと1回あたり200mLとして1日に「体に影響なく安全に」飲める量は
コーヒー・・・・・・・・3~4杯
インスタントコーヒー・・3~4杯
紅茶・・・・・・・・・・6~7杯
せん茶・・・・・・・・・10杯

といったところでしょうか。
仕事をしているときにコーヒーを5杯も6杯も飲んでいると、徐々にカフェイン依存に近づいていくことになってしまいますのでご注意下さいね!

 

では具体的にどれだけのカフェインを摂取すると危険なのか?

欧州食品安全機関(EFSA)によると、健康を維持するために望ましいカフェイン摂取量を以下のように提言しています。
・1日当たりカフェイン400mg未満
・1回あたりカフェイン200mg未満

これらを超える量のカフェインを漫然と摂取し続けると依存に陥りやすくなります。

急性中毒については一般成人の場合、1時間以内に6.5mg/kgの摂取で約半数が急性症状を発症、3時間以内に17mg/kgの摂取で全数が発症となっています。

体重60キロの成人のケースであれば1時間以内に390㎎で半数が、1020mgで全数が急性中毒になる計算です。

致死量は個人差が非常に大きく一概には言えないが、一般的には5000mg~10000mg(5g~10g)と言われています。

先ほどの基準(1杯200mL)とすると、コーヒーだと1時間以内に9杯でほぼ確実に急性中毒になり、40杯ほど飲むと致死量にかなり近づきますね。

かなりの量ですが、不可能な量ではないあたり依存形成くらいなら容易なことが伺えますね。

 

カフェインを摂取すると疲労感が薄らぐ仕組みは先の通りですが、頻繁にカフェインが体に入ってくると人体の方がカフェインに対応し始めて効きにくくなります。

こうなってくると常にカフェインを摂取していないと眠気や疲労感、集中できない状態が続くという状況になります。

カフェイン摂取をやめて出るこれらの症状を離脱症状と言います。

そしてカフェインを摂取することでこれらの症状が消える。

また欲しくなる。飲んでも効かない。量が増える。そしてより強烈な離脱症状に襲われる。

立派な依存症になってしまいます。

依存状態になり離脱症状を回避するために1回の摂取量が増えていくと、やがて中毒症状が起こる量に至ります。

カフェインの過剰摂取による中毒症状は次のようなものです。

・吐き気、嘔吐
・手足のしびれ
・動悸
・悪寒
・意識消失
・心肺停止

死亡することは稀なケースではありますが、救急搬送して処置をしなければ非常に危険な状態に陥りやすいので十分注意が必要です。

次に治療ですが、これがなかなか厳しいものがあります。

依存状態からの脱却にはカフェインに慣れてしまった体が元に戻る必要がありますが、これは時間をかけて離脱症状に耐え続けるしかありません。

一般には数日~一週間ほどで離脱症状が出なくなると言われています。

大量服用による中毒の場合はカフェインを体内から取り除く以外には何もできません。

重篤な中毒の場合は横隔膜のけいれん等により呼吸できなくなるケースがあるため挿管して呼吸を確保します。

生命維持に必要な処置をし、あとは代謝されて体内から消えるのを待つしかありません。

非常に危険な場合は人工透析によって血液中からカフェインを取り除く、ということも行われることがあります。

依存状態にしても急性中毒にしても楽に治せる方法がないのが特徴と言えます。

 

最後に、カフェインの力を借りて集中力を得たり眠気を覚ますのは「元気の前借り」などと言われます。

前借したら返さないと大変なことになり、実際に命に関わることになる例もあります。

一時しのぎのために単発で飲むのであれば問題ありません。

コーヒーだから、炭酸飲料だからと言って頻繁に飲み続けてしまうと簡単に依存状態・中毒に陥ってしまいます。

上手に付き合えばとても頼りになるカフェイン。

元気を前借したら、ため込む前に休んで返しましょう!!