関節包の仕組みと機能

皆さんこんにちは!この六本木の街も人が増え始めて、活気が段々と戻ってまいりました。コロナも落ち着いてきているとはいってもまだ完全には沈静化していないのが現状です。

さて今回は関節を覆っている袋について簡単に説明していきたいと思います!

その名も「関節包」。

あまり聞きなれないワードだと思います。でもこの関節包、体がスムーズに動くためには欠かせない存在なんです!

 

主な役割として

関節を安定させて、一定の位置に留める

関節液を産生して、関節軟骨に栄養を供給する

関節の位置や動きを探知する好感度センサーとしての働き

 

があります。

 

ちょっと専門的になってきましたね!

要は関節を安定させるための装置みたいに思って頂ければ分かりやすいかと思います。

 

更に関節包は外層と内層の2重構造をしており、

外層を繊維膜、内層を滑膜といいます。

 

この滑膜から滑液が生成され、関節面の摩擦を軽減させる潤滑油としての働きを行い、関節軟骨に栄養を与えるのです。

滑液関節液

なので注意して覚えて下さいね!

 

 

そして、関節包の外層をなす繊維膜にはメカノレセプター(機械受容器)と呼ばれる高感度センサーが存在しています。

 

このセンサーにも刺激を識別できるようにいくつか種類があります。

 

パチニ小体・・・60㎐以上の振動刺激を検出

ルフィニ小体・・・関節内圧の変化や関節の位置に高感度に反応

自由神経終末・・・侵害性のストレスに反応

 

これらのセンサーで識別された信号は瞬く間に脳へ伝達されます。

パチニ小体に関しては、毎秒49mという速さで伝達されるのです!

めちゃくちゃ早いですね(笑)。

ウサイン・ボルトが100m9秒58なので100m走をやらせたらボルトより早いことになります。あのボルトでもパチニ小体には勝てないのです。

ボルトにも越えられない壁があったのですね(笑)。

 

各々の高感度センサーが常に関節の状態を監視することで、最適な関節運動が可能となります。

しかし、関節包が損傷を受けると、高感度センサーが適切に機能しなくなり、その結果誤った関節運動を引き起こすことになるので注意が必要です。

 

 

人間の体には様々な機能や仕組みが沢山存在します。その一つ一つを覚えるのは苦労するでしょうが、毎日一個だけでも覚えると案外知識として積み重なっていくものです!

ゆるりでも引き続き情報を発信していきますので、頑張って一緒に健康な身体と知識を身につけていきましょう!!

 

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