強剛母指

こんにちは!

六本木は今日もあいにくの雨で寒さも厳しくなってきています。

お出かけの際は、風邪を引かないよう温かく着込んでからにして下さいね!

さて今回は、手指の疾患の中でも、強剛母指というものについてお話していきます。

 

まず、乳児の頃から母指(親指)の第一関節が曲がったままで伸びない状態を強剛母指と呼んでいます。

母指の付け根の部分にしこりが触れることがありますが、あまり痛がらないのが特徴です。

 

症状としましては、母指の第一関節が曲がったままで他動的にも伸びない状態で、子供の母親などが気づき発見されることが多いようです。

もし、このような状況に出くわしたら、焦らずしこりがあるのかどうか、第一関節が曲がるかどうかを確認しましょう!

 

原因ははっきりとは分かってはいませんが、子供のバネ指とも呼ばれており、大人のバネ指と症状が似てることからこう呼ばれています。

 

体には筋肉が骨に付着する際、とゆう細い紐になって形が変化します。

この腱は母指にも当然存在し、指を曲げ伸ばしする際に筋肉が収縮して腱に力を伝達しています。

この腱には筋肉に付着する際に、腱鞘というトンネルを通るのですが、腱がこのトンネルの出口から膨らんで大きくなり、このトンネルの中に入らなくなってしまいます。

そうすると膨らんだ腱とトンネルの出口のところで引っ掛かり、指が曲がらなくなるといった現象が起きてしまうのです。

ただ曲がらなくなっていると軽く考えていた人はも多いのではないでしょうか?

実はこんな状態になっていたんですね!

そもそもトンネルである腱鞘は何故存在しているのかというと、腱の動きをスムーズにしたり、腱を保護する役目があります。

なので、腱が太くなったり、腱鞘が炎症を起こしてしまうと関節運動に支障をきたしてしまうのです。

 

腱鞘のほうに問題がある場合は、腱鞘炎といわれます。腱鞘炎なら皆さん一度は聞いたり、実際なってしまったというかたも多いと思います。

大人が発症するバネ指も腱がトンネルの出口で太くなるので、タイトルにあげている強剛母指と原理的には一緒になります。

 

治療としましては、自然治癒することが大半ですので、特に手を加えて治療するということはあまり無いです(笑)。

症状が強い様なら、副子をあてたりします。

 

もしなかなか治らなかったりするときは、腱鞘を開く切開術の手術が適応となります。

予後も良好で、手術による後遺症はほとんど無いといわれています。

 

そこまで重症な疾患ではないので、安心しましたね!

ただ、疾患には大なり小なり人体にとって良くない影響を及ぼしてしまうので、気をつけて日常生活を送っていきましょうね!

 

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