ロコモティブシンドローム(ロコモ)

皆さんこんにちは。

段々と暖かくなってきて、半袖や半ズボンで過ごされる方が増えてきましたね。

このぐらいの気温だと過ごしやすいのですが、これ以上暑くなってくると不快に感じる方も増えてきます7.

上手く体温調節をしないと、熱中症や日射病といった夏特有の疾患にかかってしまうので、こまめに水分を摂ったり日陰などで休んだりすることが必要になってきます。

最近は外出先じゃなくても、家とか屋内で熱中症になってしまう方が非常に増えてきています。

体感的には暑くないし、全然平気と思っていても、夏は体内の水分が自然と奪われている状態です。

喉があまり乾いていなくても、多めに水分を摂ったり、インナーを着替えたりすることが大切になってきます。

日常生活であまり動いていないと思っていても、知らず知らずのうちに体には負担が掛かっていることが多いので、気をつけていきましょう!

今回はお年寄りの方の特有な疾患の総称である、ロコモティブシンドロームについてお話していきたいと思います。

骨、関節、筋肉など身体を動かす仕組みを運動器といいます。

運動器である足腰の動きがおとろえたら、それがロコモティブシンドローム(運動器症候群)、略称ロコモです。

英語で移動することを表す「ロコモーション(locomotion)」、移動するための能力があることを表す「ロコモティブ(locomotive)」からつくった言葉なのです。

私は最初聞いた時、ロコモコ丼が頭に浮かんできました。笑

それと、中高年以降になって歩けなくなると、介護が必要になり、もし立ち上がれなくなったら寝たきりになりかねません。

スムーズに立ち上がったり歩けたりすることは、自分のため、家族のため、そして社会のためにも大切になってきます。

たいがいの人は身体が悪くなるまで治療せずに放置しがちですが、しっかりと予防する意味合いで身体を鍛えておくことが必要なのです。

 

※ロコモティブシンドロームの症状の流れ

症状のメカニズムについて知っておくことで、予防法も見えてきます!

①筋力の低下

やはり、筋力が低下してしまうとロコモになりやすくなります。

不健康な生活が習慣になってしまうと、筋力を使う機会が減るので、さらに筋力が低下するという悪循環に陥ってしまいます。

また、骨や関節の疾患を患うと、自ら行動する機会が減り、その結果、筋力が低下してしまう事例もあります。

このように、筋力低下や節々の痛みは負のスパイラルでロコモを進行させていきます。

②バランスが取れなくなり関節が痛む

筋力が低下すると、平衡感覚はあってもバランスが崩れやすくなります。

それは転倒するリスクを高めてしまうだけでなく、関節を痛めることもあり、その結果さらに動く機会を減らしてしまうのです。

また、運動不足が進行すると関節を動かす可動域が狭まり、以前よりもスムーズな動作ができなくなってしまうこともあるので、注意しましょう。

③歩行が難しくなり歩行機会の減少

筋力が低下したり関節の痛みが強くなってくると、痛みへの恐怖やバランス能力低下による不安感から、より自ら動く機会が減ります。

また、関節の可動域が狭まることで歩幅の縮小してしまうため、歩くスピードも落ちて歩く時間が減ってしまうのです。

活力が失われてしまうと外出を避けて引きこもるようになってしまい、体力的にも精神的にも大きな悪影響が出てしまいます。

ロコモになる過程で生活や社会活動の範囲が狭まる傾向があるため、身体が動く内から対策を進めていきましょう。

④さらなる歩行困難・寝たきりになる

外での活動量が減ると、やがて屋内での移動も徐々に困難になってしまいます。

筋力を使う機会が大きく減ると、家の中でも転倒するリスクが高くなるため、非常に危険です。

その結果、立ち上がりや歩行を1人で行うことができず、やがて寝たきりの状態になってしまうのです。

ロコモが進むことで多くの問題が発生するため、本人と家族が協力して、できるだけ活動するようにエスコートしてあげることが肝要です!

 

簡単に説明してきましたがロコモについて少しは理解が深まったでしょうか?

まだまだ若いと言っても、必ず人間は老いていくものです。

 

明日は我が身だと思って、一日一日を大切にしていきましょう!

 

ゆるり整体整骨院 六本木

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