へバーデン結節

 

なんだか雨が頻繁に降り湿度が高くてじみじめした日が続いていますね。まあー梅雨時期だから仕方ないのですけど、こうも変な天気が続くと気が滅入ってしまいますよね。

さて今回は年配の方に多く見られるへバーデン結節という変形性の疾患についてお話していきたいと思います。

 

まず、指の第1関節(DIP関節)が変形し曲がってしまいます!

それも原因が不明な疾患なんです。恐ろしいですよね。。

 

第1関節の背側の中央の伸筋腱付着部を挟んで2つのコブ(結節)ができるのが特徴と言われています。

 

この疾患を発見したのがへバーデンさんらしく、その名にちなんでヘバーデン結節と呼ばれるようになったそうです!病気とかって結構な割合で人の名前が付けられていることが多いです!

 

色々な程度の変形がありますが、すべての人が強い変形になるとは限りません!個人差があるようです。

症状としましては、

示指から小指にかけて第1関節が赤く腫れたり、曲がったりします。痛みを伴うこともあり、母指(親指)にもみられることもあります。第1関節の動きも悪くなり、痛みのために強く握ることが困難になります。第1関節の近くに水ぶくれのような透き通ったでっぱりができることがあります。これをミューカスシスト(粘液嚢腫)と呼びます。

一般に40歳代以降の女性に多く発生し、手を良く使う人にはなりやすい傾向があります。遺伝性は証明されてはいませんが、母や祖母がヘバーデン結節になっている人は、体質が似ていることを考慮して、指先に負担をかけないように注意する必要があります。

更に第2関節(PIP関節)に生じる類似疾患にブシャール結節があります!

関節リウマチとも異なりますので注意が必要です!

第1関節の変形、突出、痛みがあり、X線写真で関節の隙間が狭くなったり、関節が壊れたり、骨棘(こつきょく)があれば、へバーデン結節と診断できます!少しでも違和感を感じましたら、早めの医療機関への受診をお薦めします!!

 

保存的療法としては、局所の安静(固定も含む)や投薬、局所のテーピングなどがあります。急性期では少量の関節内ステロイド注射(特にトリアムシノロンは有効)なども有効なようです。

保存的療法で痛みが改善しないときや変形がひどくなり日常生活に支障をきたす場合は、手術を考慮します。手術法にはコブを切除するものや関節を固定する方法が行われます。

覚えておいて欲しいのは、第1関節が痛むときはまず安静にしましょう!!痛くても使わなくてはならないときは、テーピングがお勧めです!

普段でも指先に過度な負担が生じることを避けて日常生活を送りましょう!

当院でもテーピング治療を行っておりますのでお悩みの方がいたら気兼ねなくいらっしゃってくださいね!

 

 

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